ミクロコスモス

さてさて。将棋の話でもしますか。

とは言っても詰将棋の話。

詰将棋とはどんなものか。基本ルールは全て将棋と同じ。ただし、攻めるほうは常に王手を続けなければならない。最後には攻めるほうは全ての持ち駒を使用しなければならない。そして、余っている駒は全て守る側の駒になる。
そして受ける側がどう受けても最後は詰ます。

そういう将棋です。将棋というゲームの性質上、ゲームの終わりには詰将棋と似た形になるので、将棋指しに取って詰将棋はとても良い勉強法の1つになります。


もっとも、詰将棋までいかずに勝てないと判断し投了することもありますけどね。



さて、かける自身が将棋を指してきて、実際に詰ましたもので一番長いのは21手くらいだったと思います。とはいっても適当に王手をしたら詰んでいました、というレベルのものです。

詰将棋にはしばしば芸術性が求められます。例えば竜を捨てる、馬を捨てる。金が面白い動きをする。合駒は1つだけ。などなど。色々な要素を含んでこその詰将棋です。実戦ではそのように芸術性のある詰将棋などあまり出てきません。



21手が長いか短いかは判断が難しいところですが、おそらく将棋を指さない方にはとてつもなく長く感じるでしょう。王手11回繰り返しますし。



しかし、とてつもない手数の詰将棋を作っちゃった方がいます。その名もミクロコスモス。現在制作された詰将棋の中で最長手順のものです。
手数は下に貼るリンク先を見ていただきたい。
そして手順もできれば見てほしい。真面目に見続けたら精神衛生上よくありませんが(笑)

ミクロコスモス





いやぁ・・・気持ち悪くなりませんでしたか?笑
私はなりましたけどね。300手くらいで諦めました。

これのどこに芸術性があるのかというと、同じような動きをしているようでいて持ち駒をさりげなく交換しているところとか、1305手かけて馬を近づけるところとか、そういうところなんだと思います。

もっともこれは解いて楽しむものではないです。見て楽しめれば十分でしょう。もっともここまで長いのもどうかと思いますけどね。
しかし、初心者の方でも5手詰めくらいになれば、そういった芸術性の含むものもありますから、是非解いて「おおっ」なんて思ってくれると1将棋ファンとして嬉しいですね。





ついでにちょっとプログラムと絡めた話を。
詰将棋は王手をし続ければ大丈夫、ということでこれはコンピュータがかなり得意にしています。とっくに人間はこの分野では勝てていません。
しかし、これを創るとなるとまだコンピュータには難しいものがあるので、そういうところで専門家の方に頑張っていただきたいですね。(コンピュータが制作した詰将棋が雑誌に載ったことはあります。)