イチローと他の野球選手に見る、期待の大きさの違い

ヤフーのトップページを見てたらこんなニュースがありました。

大リーグ・5打数無安打のイチロー
時事通信 - 2010/5/3 10:52

レンジャーズ戦の延長10回、空振り三振するイチロー(*写真省略)。イチローは5打数無安打1三振だった(2日、シアトル)

リンク先はどうせ消されるので貼りませんが。


今や、何人ものメジャーリーガーが誕生し、ほぼ毎日日本人が活躍したなんてニュースが流れてます。
そのニュースの内容は様々ですが、基本的にはいいとこどりで放送されてる気がします。1安打、チームに貢献。みたいな。してないだろ!と突っ込みを入れたくなるニュースもたまにあります(笑)投手の場合であれば、6回1失点とか8回に登板し無失点で抑えた、みたいなニュースですね。


1人の日本人としてメジャーリーガーが誕生し活躍することはとても嬉しいのですが、こんなニュースもあるんだなって思いました。


イチローはみなさんご存じのとおり、素晴らしい選手です。数々の大記録を創ってきました。どんな記録があるかはWikipediaとかを見てください。
しかし、しかしですよ。日本にいたときだって、毎日のように打ってたわけじゃないんです。もし打ててたら140試合連続安打の未来永劫超えることのできない記録が生まれてしまいます。

他の選手で言えば松井秀喜ですが、ほとんど打った時にニュースになってると思います。最近は怪我から復帰して無事に守備ついたのもありましたが。松井も素晴らしい選手です。メジャーではあまり記録を残してませんが、日本での記録を見る限りでは今日本にいる誰よりも素晴らしい選手だと個人的に思っています。(異論歓迎)


イチローに対して、日本人、というかもっぱらメディアの期待というのは、毎日ヒットを打ってくれる、そんな選手なのでしょう。いや、無理ですよ、ホントに。



こういう期待を向けられるイチロー本人はどのような思いで毎日打席に立っているのでしょう。日本の期待に応えなきゃとか、打てば成績出て金になるとか。そんな次元ではない感覚を持っているのでしょうね。年中野球をしている彼は、その瞬間々々をどのように思い生きているのでしょうか。
そこには、自分のみならず、全ての人が素晴らしい人生を送るためのエッセンスが詰まっているのではないかな、と思います。


もっとも、それを伝えられたとしても実行に移すことはとても難しいことでしょうね。才能なんて、努力できない人間の言い訳なんだから。